本日午後 雨
群れない花に見とれた
夕方5時 影
あどけない目が語った

叶わない夢も写したくて
通わない生と認めたくないな

どこまでも続く 道の中で僕が
音も無く切った 瞬きのシャッター
色褪せたフィルム 逸らされた視線
頼り無く泳ぐ 君を抱きしめた


連日午後 雨
飛べない鳥も見飽きた
朝方5時 影
ゆっくりと目を瞑った

弱い痛みなど厭わないし
破れない性(サガ)と認めたくないな

そぐわない景色 僕を見ない君が
泣きながら払う 脆弱な反抗
撫で遊ぶ髪も 抱き寄せた肩も
何も写せない 僕を叱ってよ


透明色のフィルムが流れる
滲むレンズが世界を暈して
君はいつでも僕なんか見ない
それでいいかも って僕を誤魔化した


だけど

だけど僕、僕は 君と見つめ合いたくて
瞬く時間も 要らないくらい 今、
見つめ合ってたい 痛いほど見てたい
声を上げ泣いた 君を抱きしめる


傘の中で僕ら 晴れる間も無いし
目も閉じた事だ 愛を重ねようか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

遊泳レンズ

君の目に写った一瞬を、瞼の裏で永遠に、

閲覧数:244

投稿日:2012/12/31 12:22:37

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました