例えば、等間隔でありふれた歌詞を歌う群れ
希望とか愛情 誰が為の歌

人々、隔たり無く平等 ただの絵空事だろ
生きる意味を問う騒音
耳を塞いでる

揺れ動かされてしまう
単純な性格さ聴いた音楽縋って喚いた
それに答えは無く
嫌になってるんだもう
声も音も何もかもを

あの日見ていた空想に、今も混濁し飲み込まれている
終幕、閉じた現状は、夜の帳に包まれ
静観してた幻想が、ただ笑ってんだって知って喚いた
欠陥だけの衝動で夢の一切が霞んで見える

街中、等間隔で鳴らすギターに声を乗せ
歌う様々な葛藤 誰が為の歌

笑う、皮肉、自分だけは違う
葛藤に揺れ動いて
追う、過ぎゆく幻想、影は一人きり

赤く染まる空を綺麗って言って並んだ歩幅ゆるめうつむく
それに未来は無く
嫌になってるんだもう
声も音も何もかもを

白昼夢に飲まれ想像し、長く欲張って縋って喚いた
一方的な空想が終わる頃には遅くて
生前見えた風景は、今も混在しかき消されていく
欠陥だけの衝動で僕の一切が霞んで見える

あの日、選んだ言葉、今はもう、「消えて」って言って押し殺した
ただ歪んで行ったようなそれを、音に変え鳴らすよ

「じゃあね、バイバイ」

あの日見ていた空想に、今も混濁し飲み込まれている
静観してた幻想を、諦めることができず
惨憺たる世界だって、ただ良かったんだって言って喚いた
一方的な感情が、君と相反し終わりを告げる

白昼夢に飲まれ想像し、長く欲張って縋って喚いた
一方的な空想が終わる頃には遅くて
生前見えた風景は、今も混在しかき消されていく
欠陥だけの衝動で僕の一切が霞んで見える

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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或る空想家の情景

かし

閲覧数:604

投稿日:2017/01/17 02:56:29

文字数:686文字

カテゴリ:歌詞

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