西陽に眩暈がして
オレンジの焼けるにおい
乾涸びた喉がまた
潮騒に掻き消されてる
消えてくれるな、痛みよ。
醒めてくれるな、夢よ。
あァ、また、夕立だ。
ねえ、
あなたが残した傷なんて
逆剥けのようで治せやしないや
あなたに貼られた絆創膏が
涙に濡らされ剥がれてく
欠伸と背伸びをして
泣いてない、って緩んだ
乾涸びた喉の奥
染み付いた齟齬が下った
癒えてくれるな、痛みよ。
逃げてくれるな、夢よ。
あァ、まだ、聴かせてよ。
ねえ、
あなたが選んだ僕なんか
機械式みたく緩々動いて
あなたに蒔かれた薇が
涙に濡らされ錆びてゆく
遠く、遠く。走る、走る。
何処へでも行ける軽い足
淡く、淡く。消える、消える。
何処へとも行けぬ重い足
あなたが残した傷たちは
瘡蓋のままで治りはしないや
あなたに貰った絆創膏が
ポケットの中でぐしゃぐしゃだ
ねえ、
あなたが選んだこの僕は
流れ星みたく燦々揺らぐから
あなたが伸ばした左手を
撫ぜてくれないか、お願いだ。
海を一粒、零した僕。
海を一粒、零した僕。
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