ほんしつ
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僕にすればそれは些細なことだった
彼らにしてみればそれは命だった
強すぎる愛が狂気に変わるとき
日常はこうも簡単に――崩壊
惨状、激情、傍観者のち独り言
自分という箱が詰め終わってないなら
中身を入れなきゃならないはずだ、そうだろ
何度考えても同じ答えだった
僕らはいつまでも争いを願ってるんだ
他人の不幸がないと不安で
どうでもいいことを蔑む
疑問、設問、解答ののち知らんぷり
歴史のテストなんて破って捨てたんだよ
足元に耳をあてて考える
教えてよ
その日、確かに世界がよりそった気がした
僕の感情、飽和したのち破裂した
崩れて消えるまえに完成させてよ
いつかまた君の手をつかめるように、信じて
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