この瞳に映る空は 宵闇に消えて
彼方の凍えた月が  私と街を照らす



どれだけ歌っても 届くことはない
息絶えた街で 独り立ち尽くす
感覚のない指先で そっと喉を撫でる
寒空の向こうへ消える 歌に込めた祈り

この瞳に映る空に 星明りはなくて
導くものさえもなく 暗闇だけ満ちて
最果ての空へ墜ちゆく 流星に祈れど
街を満たしてゆくのは 空虚と歌声だけ



ここで待つことの 意味を問うてみよう
胸の奥にまだ 燻る過去の願い
微笑むことを忘れてる 唇は未だ
奏でることはできるから さあもう一度歌おう 

この瞳に映る空へ 想いを解き放とう
朽ちて果てる運命でも 悔いなどないのだから
まだ姿を見ぬあなたへ この歌を捧げよう
胸を焦がすこの願い どうか聞き届けてよ



この瞳に映る空を 闇が満たすなら
彼方の儚き月よ この歌の行く手を照らせ
最果ての空を駆けゆく 流星に祈りを
胸を満たすこの気持ちに 未来と祝福あれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

月下ノ祈リ歌

同人音楽サークル「OveRture」の第一作「月下ノ祈リ歌」の歌詞です。
曲の方は作曲担当のono-Dのページにあります↓
http://piapro.jp/overture_onod

閲覧数:157

投稿日:2013/12/10 21:15:40

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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