降り積もった雨の欠片　それ破片、手を冷やしてく
掴みかけた想い刹那　色のない失せた幻

声を上げて叫べば良かったかな
秘めた恋歌（こい）は今でもここにある

好きだよ　大好き　君だけ君だけなのよ
好きだよ　大好き　君しか見えないの
例えば、春の光　優しい笑み
例えば、夏の青空　明るい太陽


とても長く長い日々が　幕閉じて、照明（ひかり）が落ちる
お姫様になるためには　私には役不足なの

たった一つそれだけ口にした
台本にはなかったこの台詞

好きだよ　大好き　君だけ君だけなのよ
好きだよ　大好き　君しか見えないの
例えば、秋の紅葉　寂しい横顔（かお）
例えば、冬の粉雪　穏やかな音色


好きだよ　大好き　今でも君だけ好きで
馬鹿だよ　馬鹿だね　それでも好きなのよ
この先長い時を　過ごしてけば
凍った涙いつかは　解けると信じて

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ふりつもったあめのかけら　そのはへんてをひやしてく
つかみかけたおもいせつな　いろのないうせたまぼろし

こえをあげてさけべばよかったかな
ひめたこいはいまでもここにある

すきだよ　だいすき　きみだけきみだけなのよ
すきだよ　だいすき　きみしかみえないの
たとえば、はるのひかり　やさしいえみ
たとえば、なつのあおぞら　あかるいたいよう


とてもながくながいひびが　まくとじてひかりがおちる
おひめさまになるためには　わたしにはやくぶそくなの

たったひとつそれだけくちにした
だいほんにはなかったこのせりふ

すきだよ　だいすき　きみだけきみだけなのよ
すきだよ　だいすき　きみしかみえないの
たとえば、あきのもみじ　さびしいかお
たとえば、ふゆのこなゆき　おだやかなねいろ


すきだよ　だいすき　いまでもきみだけすきで
ばかだよ　だかだね　それでもすきなのよ
このさきながいときを　すごしてけば
こおったなみだいつかは　とけるとしんじて