さよなら　寄り添えた夏の日々
さよなら　面影さえも奪う
どんなに　手を伸ばしても届かない
飛行機雲　遠くて

一瞬さえ　記憶の片隅から
零れ落ちて溶けだす　
描く軌跡　突き進む青空にさえ
追いつけずに　ただ見上げてた

時はせつなく　止まったままで

僅かな　希望さえ見出せず
微かな　祈りさえ滲みゆく
二人の　長くて短い季節を
吹く秋風　連れ去る


“前を向いて　想い出は想い出にして
強く生きて　未来に生きて”

あの日の君の　言葉を抱いて

遥かな　忘却の彼方へと
いつかは　忘れ去られようとも
最期に　見せた微笑み凛々しくて
消えはしない

握った手は　透きとおるほど白く
流れる　あの雲に涙した
溢れる　響かせたい強い願い
震えるだけ　儚く

さよなら　寄り添えた夏の日々
さよなら　面影さえも奪う
どんなに　手を伸ばしても届かない
飛行機雲は遠くて　儚く消えゆく


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さよなら　よりそえたなつのひび
さよなら　おもかげさえもうばう
どんなに　てをのばしてもとどかない
ひこうきぐも　とおくて

いいしゅんさえ　きおくのかたすみから
こぼれおちてとけだす
えがくきせき　つきすすむあおぞらにさえ
おいつけずに　ただみあげてた

ときわせつなく　とまあた　ままで

わずかな　きぼおさえみいだせず
かすかな　いのりさえにじみゆく
ふたりの　ながくてみじかいきせつを
ふくあきかぜ　つれさる


まえをむいて　おもいでわおもいでにして
つよくいきて　みらいにいきて

あのひのきみの　ことばをだいて

はるかな　ぼおきゃくのかなたえと
いつかわ　わすれさられよおとも
さいごに　みせたほほえみりりしくて
きえわしない

にぎいたてわ　すきとおるほどしろく
ながれる　あのくもに　なみだした
あふれる　ひびかせたいつよいねがい　
ふるえるだけ　はかなく

さよなら　よりそえたなつのひび
さよなら　おもかげさえもうばう
どんなに　てをのばしてもとどかない
ひこうきぐもわとおくて　はかなくきえゆく