灰色の舞う
オゾン層の下
雨の香りが
林檎を枯らした
僕の 心

時を持たない
偉い人たちは
錆びついたまま
声を投げ捨て
溶けて 染みる

鬼の群れが嗤う
地上を這う足音すら消えた
どうしようもなくて
黒い雨に涙は錆びついた

弾けてく世界へ捧げるレクイエム
傷つけて傷ついた偽善者は逃げた
誰も助けてはくれないプレイグの森は
未来への陽射しを遮るのさ

藍色の粒
手のひらに落ちる
緑の髪は
残ること決めた
ここが 居場所

時の音がさらう
心の機微の跡を掻き消した
悲劇の残響と
黒い森に言葉を失った

砂の手が終わりへ誘うカプリチオ
驕る方程式も何も知らないで
誰もが泥土で汚してくコキュトスの中
腐敗への呼吸を沈めたのさ

鬼の群れが嗤う
地上を絶つ足跡すら消えた
前すら見えなくて
黒い雨に涙は錆びついた

弾けてく世界へ捧げるレクイエム
傷つけて傷ついた林檎の終焉
誰も助けてはくれないアシッドの雨で
未来への光を遮るのさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

酸性雨【楽曲有】

閲覧数:326

投稿日:2013/11/20 00:00:47

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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