日が暮れたこの都会に
繰り出す人の群れ
あてもなく歩いていると
どんどん流される

初めてここに来た
一人で時間潰し
重い荷物抱えて
どこで食事にしようか

誰も自分を気にしていない
愛想の良い客引だって
「お客様」なら誰でもいいんでしょ?

「一人」でいるのは好きだけど
ここでは「独り」と感じてしまった
知ってる人も場所もない
慣れた世界は狭かったんだ
…本当はちっぽけな自分に気付いた夜


夜空を見上げてみても
闇は知ってる色じゃない
真上のネオンが明るくて
空が遠くに見えるから

まさに不夜城な街並みを
コーヒー片手に見下ろすと
みんな同じ小さな粒に見えた

この広い世界の中から
自分を見つけてくれる人を
ずっと捜して待っているけど
まだそんな人はやって来ない
…本当は寂しがり屋だと気付いた夜


いつもの日常に戻ったら
一緒に過ごす仲間はいる
だけど気付いてしまった寂しさを
癒してくれる人はいない

人はとても小さいから
繋がってこの世界を造ってきた
だから求め続けてる
共に未来を創る人を
…本当の願いに初めて気付いた夜

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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知らない都会(マチ)で

知らない場所を一人で歩くのは、知ってる場所を一人で歩くのと、同じことではない。
だからいつもは考えないようなことに結論を出してみたり。

閲覧数:59

投稿日:2011/04/30 20:29:55

文字数:472文字

カテゴリ:歌詞

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