焼けた左手 半世紀前の前世
最上階で懺悔 煮えたぎるパンセ
12秒走る電 ただれ顔を顰めた
焦げた左に涙 突き刺した刃

善悪は傲慢の象徴
心臓を過ぎる軌道線
月が降り注ぐ落日
生きるための反乱軍

死者の声は季節に消え
白は黒に混じり炸裂
冒涜するコズミック
狂気は正気の荒療治
少女は蜃気楼へ
二度と帰らない旅人
まだ見ぬ森に棄て
足跡は東の方へ


絶えた血縁 二十一世紀に参戦
切り裂かれて絶縁 苦しむ中央前
川を渡る物の怪 死神が語り部
案山子と絵描き 筆に言葉を遺す

西に飛ぶ鉄の槍
海に眠る旧支配
外宇宙の中心へ
沈んでいく鎖の先

火に溶ける錆びた十字
歯車に罅が走る
戦争の神話体系
人は炎天下に揺れて
怒りは人間性を捨てて
砕けた理想を搔き集めて
右に走れ電脳戦
手を伸ばしては空廻り


散った火花に紛れても虚無感は透けて見える
汚れた手の中に煤だらけのリング
黒い霧と左手に滲み込んだ代償の匂い
既に神経は焼き切れた

明日は明日に生まれ変わり
人は瞬く間に死にゆき
血を流して生を生きる
不満足なミルの信徒
火傷に這う白い指
浮上する二元論
環状線に立ちつくし
☐☐(彼)は煙の中に消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

黒煙と火傷

自分のオリジナルキャラクターをイメージしたら黒い煙と火傷があったので
具現化してみた。
曲や調声は自由です、

閲覧数:643

投稿日:2019/01/11 11:45:52

文字数:508文字

カテゴリ:歌詞

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