砂塵舞う沙漠の夕べは冷気を纏い
白い吐息を棚引かせ、荒野を駆け抜ける
明日になれば分かれ道を往く愛しい君
今夜だけは二人きりで盃を傾けましょう

今は長い旅の途中
運命交わり行過ぎて
今夜は出会ったこの奇跡
思い踊りましょうさぁ早く早く

くるくると世界は廻る星空の下で
めくるめく宴は一夜の夢幻
溢れ出る欲望の炎を瞳に宿し
踊り明かそうこの世界の果てで共に

棄てられた故城の上で君が吹く笛は
故郷の歌に良く似て、胸を締め付けるの
西の方傾いた月を瑠璃盃(グラス)に写し
飲み干して荒野に寝転び琵琶を掻き鳴らそう

君の笛は優しすぎて
ずっと聴き続けたいけど
今は道を違えるなら
一夜の恋を楽しみましょう深く

くるくると世界は廻る月明かりの下で
めくるめく恋は刹那の夢幻
燃え上がる熱情の炎を胸に抱いて
踊り明かそう朝の光が包むまで

くるくると世界は廻る全てを振りほどき
めくるめく現世(げんぜ)は一炊の夢幻
忘れえぬ思い出を永久に心に刻んで
旅立とう朝日とともにあの空の下へ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

西域行

楽曲「西域行」の歌詞になります。中央アジア風味を出そうと努力しましたが、少々硬い表現になってしまいました。

閲覧数:226

投稿日:2016/11/03 23:31:54

文字数:441文字

カテゴリ:歌詞

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