イヤホンつけて無音の街を歩く
今感じたこの眩しさを歌うにはまだ幼すぎて
少し芽生えた憎しみを握り潰して目を閉じる

あなたの声に憧れた立ち上がる背中を追いかけた
届かなかった指先をつかんで笑ってくれた

この言葉に色をつけて
羽ばたく空を照らしてよ
難しい言葉も武器もいらない
あなたの優しいため息ひとつあればいいの

傷つけたことより傷ついたことばっか覚えてる
ああ、私ってずるいヤツなんだって
弱さの涙は奥の奥へ深く沈んで震えてる

本当は言いたかった私であってほしいって
ねぇ分かってるから今だけでいい

この衝動に音をつけて
しまいこんだ傷に手を置いて
闇の中で聞こえたその鼓動
私だけを導いて

息だけが漏れていく声にならない思いが抜けていく
あなたにあなたに届きますように

この言葉に色をつけて
羽ばたく空を照らしてよ
難しい言葉も武器もいらない
あなたの優しいため息ひとつあればいいの