自分の選んだ道でしょ、だから、しかたない。
孤独な未来を抱えて寂しいドキドキを二酸化炭素に変えた

空中分解したんだ
全部、ぜんぶ。

僕たちは確かな今には満足できなくて
滲んだ過去ばかり思い返してる。
あの時の破片をかき集めることには意味なんてない
わかっているのにやめられないんだ
ああ、今日もお前らがいたずらっぽく笑う・・・

電車の水槽に水をはって溺れてみる
切り取られた記憶に寂しいメロディーのささくれたおまじないを。

空中分解したんだ
誰も彼も

ーマタヒトリボッチダー

僕たちは未知の明日が来てほしくなくて
昨日に恋をしながら前に進む。
不安定な足場を固定する材料はスティック糊だから
少しの隙間から剥がれてしまう
ああ、果てのない白に淡く染まる前に

硝子瓶に息を吹き込んで今までを詰めた
捨てられないから誰かもらってください。
凪いだ海に放つ、出来れば昔の僕に

ーばいばいー

僕たちは綺麗なものを忘れられない生き物で
自分を嫌いながら好きでいたい
滲んだ涙で歪んだのは不確かな自分の輪郭
曖昧さに溶けて揺らいで消えていく
ああ、思い出せないことがまたひとつ増えて
それでも。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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  • オリジナルライセンス

溺れる

閲覧数:95

投稿日:2015/06/04 23:48:25

文字数:500文字

カテゴリ:歌詞

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