カラになった記憶が遠ざかっていく
空の赤さに染まる海 夕陽の中

砂浜に流れた人形の眼が
雲の流れに揺らめく影を落とした

二人だけの海は少し淋しいねと君は言った

君がそっと眼を閉じれば 波はサッと靴を濡らす
二人の思いは全部 揺らめく波の下に

風がサッと髪を揺らし 夏がそっと終わりを告げる
私の心は 低く 遠く 歌うカモメのよう

フィルムが色褪せるように おぼろげなまま
そこにあった思いは いつまでも消えないままで

くだらない話で笑いあえたの
胸に残った痛みで 思い出すの

零れ落ちた涙は 波に溶けて君に届くかな

夕焼け 浜辺を駆ける足跡は遠く続く
二人が望んだものは そんな夏の夢だった

「愛して」って君に言えば 波音が耳を塞ぐ
二人の心はいつか とても とても 遠くなってた

透明な光の中で 風だけが海へ向かう
カラになった手を引くのは そんな夏の夢だった

「愛して」って君に言えば 波はそっと私を拒む
砂浜 頼りない手を引いて笑う君は もういない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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Ghost in September

Ghost in Septemberの歌詞です。

閲覧数:124

投稿日:2015/06/09 21:26:40

文字数:438文字

カテゴリ:歌詞

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