淡く儚く虚ろな微睡み 遥かまだらの渦の中
響く響く星屑の雫 いつか焦がれた虹のあと 

黄昏の幻

微か聴こえるコバルトの祈り いまは黄金の澱の中
遠く輝くイリスの方舟 煤けた翼を滲ませる

果てに揺らめく花も散る

うつつ途切れた芥 よぎる 
あかつきに魘されて 満たされてしまった躯じゃもう逃げ出せやしない

これから二人は 掌を閉じて
アムネジア はがねの火ばなの欠片
顫える視界に 瓦落多が刺さる
眺めていた 朧の記憶 綴る

ひどく滲むはじめての空は すぐに貴方を閉じ込めた
独り佇む斜交いの稜に 今も茜が続いていた

塵に塗れた夢 閉じる
旅に疲れた眸 忘れてしまった言葉だけで紡ぎだした唄

さようなら 逸れた世界でさやいだ
風の音は 途絶えた彼方を廻る
怯える左手が傷を塞いだ

訪れるはじまりの日

毀れ落ちたばかりの泪なら
はじめから 切り取られた季節のまま
やがて 魂の痛みから醒めた
エレウテリア 僕の元へ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

追憶の飛行船

閲覧数:1,639

投稿日:2013/11/16 19:14:02

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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