「一閃光」

とくとく流れているのは あなたに縋りついた血だ
涙の代わりに込み上げて 燃えさかる幻影の炎だろう

辛いのはもっと 息ができないとか そんな事だって思って
ふらふら 足のつま先 立って逃げるように流れ着いた
暗い場所が僕のせいで「明るくなってしまった」って言うんだ
ひどいな いつもこうだぜ 辺りが急に暗くなったって一緒さ

傷口はもうみんなに知られてしまった
桃源郷 隠し通せ 黙ってられるから照らさせないで
世の中が全部 同時刻で廻ってるはずなんてねえよ
喉の上 声の下 嘘に気づけよ 生きてるんだろう

とくとく流れて行くのは あなたに成りたかった血だ
幻影は雨に濡らした 光の渦の中にだけ導かれるだろう

聖者の洞窟 暗いは不自由 だから手も結ぶさ
守ってるようでそれは勘違い 正解じゃないカルマの着地点
捨てた物が僕のせいで「見えるから怖くなった」って余計に嘘くせ
いつもこうだぜ 誰より君の近くでハグをしてたんだ

逃げ道はもう焼け跡になって逃した
一閃光 胸の中ひとつ大事なひとつを振りかざして
有り得ない記憶 創り上げて頼ってる暇なんてねえよ
弾かれて 呼応して 意志を鳴らせよ 息絶える前に

「消えろよ消えろ」と人は言う
「灯せよ灯せ」と胸は乞う
「泣くなよ泣くな」と君を刺す言葉に耐え抜いた
心臓の光は行方知れず どこへ行く
取り戻せ一閃光を 向こう岸に渡らせるな

とくとく流れて行くのは あなたに成りたかった血だ
幻影が君に宿らせた 生きる強さの証がここにある一閃光だ
息吹く炎 君の鼓動の中

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

一閃光 / 歌詞

2017年12月27日 投稿
「一閃光」の歌詞です。

閲覧数:1,484

投稿日:2017/12/27 02:02:11

文字数:666文字

カテゴリ:歌詞

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