南天


雪が降りる 空からふわり
窓の外は 真白な世界

足を踏み出す 膝までずぼり
誰にも穢されぬ白を目指す

ついに見つけた 雪を背負う樹の陰に
ひとかたまりを 選び 生まれた

難しいね 上手くできるかな
常緑の葉を2枚挿してあげよう

赤い 二粒
ポケットから取り出す 赤いおめめ


電話越しに 響く咳音
辛そうだね 南天の実 君へ


雲の合間から 瞬く冬星たちが
覗いているよ ぼくと ゆきうさぎ

冴える大気に マフラーに顔うずめて
ゆきうさぎ跳ね 後をついてくる

赤い 南天
やっぱり不恰好 歪なうさぎ


君の家の 玄関先に
こっそり残す ゆきうさぎひとつ

明日の朝
笑顔見せて…


■■よみ■■
ゆきがおりる そらからふわり
まどのそとは まあしろなせかい

あしをふみだす ひざまでずぼり
だれにもけがされぬしろをめざす

ついにみつけた ゆきをせおうきのかげに            
ひとかたまりを えらび うまれた

むずかしいね うまくできるかな
みどりのはを2まいさしてあげよう

あかい ふたつぶ
ぽけっとからとりだす あかいおめめ


でんわごしに ひびくせきおと
つらそうだね なんてんのみきみへ

くものあいまから またたくふゆぼしたちが
のぞいているよ ぼくと ゆきうさぎ 

さえるたいきに まふらーにかおうずめて
ゆきうさぎはねあとをついてくる

あかい なんてん
やっぱりぶかっこう いびつなうさぎ 

きみのいえの げんかんさきに
こっそりのこす ゆきうさぎひとつ

あしたのあさ
えがおみせて


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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南天

南天の○飴~♪♪♪

南天の実は去咳の漢方に使われているとかいないとか。。。
でも生で飲み込んではいけません。

閲覧数:302

投稿日:2010/10/17 23:23:16

文字数:680文字

カテゴリ:歌詞

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