なんならここで死のうかと冗談ひとつ
潮風吹き荒めば汽笛も鳴く
都会遠く離れて知らぬ土地
波へ夕陽が沈む
急に寒くなったと言ったあなたの
腕に抱かれ甘えて夢心地
離れないで 放さないで
ふたりの凩岬

揃いのお箸とお茶碗 湯呑みにグラス
あなたの好きな味も覚えたけど
こんな惚れた女はお前だけ
今も信じてしまう
外に誰か好いひとできたあなたを
捨てたような顔して手酌酒
すがりたくて すがれなくて
目指した凩岬

尽きたはずの涙が ぽろりぽろぽろ
これが口に出せぬ真でした
忘れたくて 忘れたくて
佇む凩岬



++++++++++++++++++++++



なんなら ここでしのうかと じょうだんひとつ
しおかぜ ふきすさめば きてきもなく
とかい とおくはなれて しらぬとち
なみへ ゆうひがしずむ

きゅうに さむくなったと いったあなたの
うでに だかれあまえて ゆめごこち
はなれないで はなさないで
ふたりの こがらしみさき


そろいの おはしとおちゃわん ゆのみにぐらす
あなたの すきなあじも おぼえたけど
こんな ほれたおんなは おまえだけ
いまも しんじてしまう

ほかに だれかいいひと できたあなたを
すてた ようなかおして てじゃくざけ
すがりたくて すがれなくて
めざした こがらしみさき


つきた はずのなみだが ぽろりぽろぽろ
これが くちにだせぬ まことでした
わすれたくて わすれたくて
たたずむ こがらしみさき

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【応募用】凩岬【でした】

安田チャリけん様の楽曲へ応募用のものです。

あまりにもベタにしすぎて工夫がないような気がひしひしとしております……。
やはりあの壮大な出だしを聞いたら海だ!岬だ!となりまして、
あとは演歌と言ったら男と女、しかも別れないとな……、
ということでこのような内容になりました。
歌詞のブロック分けも、演歌を意識して大きなまとまりにしてみました。


応募させていただいた楽曲はこちら
http://piapro.jp/t/89vp

閲覧数:217

投稿日:2011/09/21 11:11:02

文字数:628文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 安田チャリけん

    安田チャリけん

    ご意見・ご感想

    今回はとてもベタなものを求めておりましたので、
    正に演歌調!という単語をちりばめてなお、奇麗にまとめ上げてあり
    最後まで迷いました。
    「あなたの好きな味も覚えたけど」なんて、古い日本女性の感じが
    上手く出てて、とても素晴らしかったです。
    次回演歌を書く場合はこちらの歌詞で是非一曲書かせて頂きたいと
    思っております。(時期は未定ですが…)

    この度は採用することができず大変申し訳ございませんでした。
    とても素敵な歌詞をありがとうございました。
    またよろしくお願いいたします!

    2011/10/04 21:07:58

    • シンバシ

      シンバシ

      メッセージありがとうございます。
      演歌の歌詞は初めて書いたのですが、
      自分がイメージする演歌っぽいものをたくさん入れ込むことができたので、
      とても楽しく書かせていただきました。
      お褒めにいただき光栄です……!
      まさかそんなこと言っていただけるとは夢にも思っていませんのでびっくりしましたが、
      いつでも構いませんので、是非使ってやって下さい。

      今回応募させていただくことをきっかけに、演歌や歌謡曲がますます好きになりました。
      作詞において、大変よいお手本だと思います。
      1コーラスのデモを聴かせていただいたことも、とても勉強になりました。
      ミクさんに歌ってもらえて嬉しかったです。
      この度は選考に加えていただきまして、本当にありがとうございました!

      2011/10/06 22:32:11

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