乾いた地面に　降りそそぐ雫
世界を二人で分け合えば
私のパレットは満たされた

車窓の情景は色褪せず
確かな記憶になる

あなたと私を繋いだ路線は
土砂降り雨で狂ってる
落ちてく砂を止めるより
求めることはやっぱり簡単だった

響いた喧騒に　埋もれてひとり
私とあなたのこの愛は
私の涙が滲ませた

レールの音が騒ぎ出す
確かに記憶にある

あなたと私を運ぶ路線が
いつしか私を置いていく
ひとりで花を咲かすこと
選ぶことはなにより悲しみだった

どうか許してね　終点へ行くことを
握った切符は　役立たずに成っていく
レールが軋んで　雨降り列車は動き出す
景色は変わるのに　ふたりは褪せてしまうの

どうして

あなたと私を繋いだ路線が
あなたと私を離してく
望んだ物はこの指に
残らないと知っても　私は導かれていく

あなたと私を濡らした路線は
いつでも雨で狂ってる
別れの歌を唄うより
求めることはやっぱり簡単だった　のに