「ただいま」
「お帰りなさい」
雅彦が家に帰ると、エプロン姿のミクが出迎えた。夕食作りを手伝っていたようだ。
「沢口さんの所によられていたんですか?」
「まあね。相変わらず元気そうだったよ」
「それは何よりです」
二人でそんな話をしながらキッチンへいく。キッチンではMEIKOが夕食の準備をしていた。
「あら、お帰りなさい」
「MEIKOさん、僕も手伝います」
「そうね、お願いしようかしら」
そういって雅彦も夕食作りを手伝う。
「雅彦君、沢口さんの所にいっていたんでしょ?」
「はい」
「何を話していたの?」
「取りとめのない話ですよ」
「でも、雅彦君、それが楽しんでしょ?」
MEIKOが微笑みながら話をする。
「まあ、そうですけどね。あとは、小説を書くのが煮詰まってらっしゃったみたいなので、アイデアについても話し合いました」
「ふーん。そういえば、私をモデルにしたキャラクターが出ていたけど、ちょっと厳しい感じで書かれていたわね。私ってあんな感じに見られているのかしら?…もうちょっと優しい感じで書いて欲しかったわ」
「まあ、間違ってはいないんじゃないですか?大分前はミクやリンちゃんやレン君へのレッスンは厳しかったですし」
沢口をフォローする雅彦。
「…それは大分前の話よ。今はそこまででもないわ」
「私もモデルにしたキャラがいたけど、逆に優しすぎる感じがしました」
ミクも口を挟む。
「どうなんだろうね。ある程度キャラクターの性格をオーバーに書くことで個性的に見せた方が書きやすいのかもしれないな。それに、キャラクターの差別化を図らないと、書き分けが難しくなるかもしれないですね」
「あくまでモデルにしただけだから、私がそのままの名前とかで出ている訳ではないから、別に構わないけど」
「そういえばMEIKOさん、もうすぐ沢口さんの誕生日で、例年どおり誕生日パーティーを開きたいんですが…」
「あら、その件ね、分かってるわよ。そろそろ準備しないといけないわね。ちょっとメニューは気をつけないといけないわね。歯が弱ってらっしゃるから、あまり硬いものは出せないし、煮込んで軟らかくして出さないといけないわね」
沢口の誕生日は毎年ボーカロイド一家で祝っているので、その料理担当であるMEIKOは勝手知ったる感じである。
「僕は何か手伝った方が良いですか?」
「そうね。沢口さんの好みを一番把握しているのは雅彦君だから、先ずはメニューを決める時に手伝ってもらおうかしら」
「分かりました」
「それじゃ雅彦君、そのハンバーグの種を適当に分けて一人分にしておいてくれないかしら。ミクはそのコンロにあるスープの味見と調整ね。調整は調味料だけにしてね。…勝手にネギ入れちゃ駄目よ」
「はい」
「分かってるわ、MEIKO姉さん」
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他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
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なんて素敵...命に嫌われている。
kurogaki
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