A1
隙なく絡めた指
静かに引かれるまま
鏡の森の中に 足を踏み入れ
壁に床に映る笑みに
喧騒はもう消えてゆく

回り始めてる この
小さな陶器の中で
飛び出した場所を
ふと思い出す
寂しさの意味さえも
振り切るように
加速ついて

B1
映り込んで消える
瞬間が怖くなる
「大丈夫
  僕だけを見てて」
澄んだ声が響く

S1
今 ひとつきりの
ティーカップに
ふたりきり
その白い腕が
沈めた角砂糖
ふと抱きしめられ
瞼の上 落ちた唇が
掻き消す失恋(こい)の残像


A2
好きだと告げ合わずに
始まる迷路にいる
優しさ重なるほど
わからなくなる
取り囲む鏡達
心だけ映し出せず

B2
支えられたままで
踊るように酔っていく
「気分が悪く
 なったら言って」
そんな声に溺れてる

S2
今 一度きりの
コーヒーカップ
ふたりきり
苦すぎるからと
降りたくなりそうで
でも
触れる指で
見つめる瞳(め)で
甘い唇で
全てが逆さに変わる

S3
今 ひとつきりの
ティーカップに
ふたりきり
その白い腕が
絡めた角砂糖
また抱きしめられ
「離さない」と落ちた唇
永遠染みこんでく

囁き続けて
ずっと



【譜割り・()は一音分】

A1
すきなく
からめた
ゆび
しずかに
ひ(かれ)るまま
かがみの
もりのなかに
あしをふみいれ
かべにゆかに
うつるえみに
けんそうは
もう
きえてゆく

まわり
はじめてる
この
ちいさな
(とう)きの
なかで
とびだし
たば(しょ)を
ふと
おもいだす
さびしさの
いみさえも
ふりきる(よう)に
かそくついて

B1
うつりこんで
きえる
(しゅ)んかんが
こわくなる
だい(じょ)うぶ
ぼくだけをみてて
すんだ
こえが
ひびく

S1
いま
ひとつきりの
(ティ)ーカップに
ふたりきり
その
しろいうで
しずめた
かくざとう
ふと
だきしめられ
まぶたのうえ
おちたくちびるが
かきけす
こいのざん(ぞう)


A1
すきだと
つげあわずに
はじまる
めい(ろに)いる
やさしさ
かさなるほど
わからなくなる
とりかこむ
かがみたち
こころだけ
うつしだせず

B2
ささえられた
ままで
おどる(よお)に
よっていく
き(ぶん)がわる
くなったら
いって
そんな
こえに
おぼれ
てる

S2
いま
いちどきりの
(コー)ヒーカップ
ふたりきり
にが
すぎるからと
おりたく
なりそうで
でも
ふれるゆびで
みつめるめで
あまいくちびるで
すべてが
さかさにかわる

S3
いま
ひとつきりの
(ティ)ーカップに
ふたりきり
その
しろいうでが
からめた
かくざとう
また
だきしめられ
はなさないと
おちたくちびる
えいえん
しみこんでく

ささ
やきつづけて
(ずっ)と
.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

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先に触れ始めたのはどっち?

曲構成、譜割り共に記入してあります。
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よろしくお願い致します。

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投稿日:2023/08/19 09:47:17

文字数:1,168文字

カテゴリ:歌詞

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