誰かの影が宵に隠れて
真っ白な花一輪手折った
羽根を広げ蕾裂いた鳥は
ハラリハラリ 紅く地を染めた
フラリフラリ 風が遊びに来て
僕の時を掠め取っては去る
ユラリユラリ 浮かぶ銀の月は
こんな噺聞き飽きて嗤ってる

微笑を浮かべて散っていった
あの花は綺麗だったなぁ…
人の夢と書いて儚いと
読み意味を僕に刻みつけて

クラリクラリあの人は崩れた
背中には真っ赤な羽根が生えた
誰かの笑い声に混じって
夢が瞼閉じる音を聞いた
フラリフラリ 頰過ぎる風は
錆の匂い強く抱いていた
ユラリユラリ 月滲む視界は
「泣いてるのね」と僕に囁く

微笑を浮かべて散るあの人を
僕は誰より近くで見ていた
「嗚呼 貴女は綺麗だったよ」
花 鳥 風 月 すべて赦す宵も
後ろ指で僕を攻めたてる

花だけが月の孤独を知る
鳥だけは風の行方を知る
風だけが鳥を乗せて
月だけは花の唄を聞く

微笑を浮かべて散っていった
あの人は僕が手折った
人の夢と書いて儚いと
読む意味を僕に刻みたくて

微笑を浮かべて散っていった
あの人は綺麗だったなぁ…
人の夢と書いて儚いと
読み意味を僕に刻みつけて

微笑を浮かべて散っていく
嗚呼 僕は綺麗だったか?
人の夢と書いて儚いと
読み意味を胸に突き刺して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

花鳥風月

歌詞中の花鳥風月は、はな とり かぜ つき とバラバラに読みます。
タイトルのよみは「かちょうふうげつ」です。
リンverの対になります。

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投稿日:2017/10/24 00:19:27

文字数:536文字

カテゴリ:歌詞

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