A　止められないこの高鳴りは
　 満月に溢れ出ちゃうの
とっておきの恋のスパイスは
　 焼き菓子に

AB　魔法仕込んで

B 　あなたの名を刻んだ林檎をひとくちでくわえられるか
　　バケツに浮かぶ果実にさえも　
　　乱される　恋心

C　溢れ出す　気持ちも全部　勘違いなのかしら？
　 止まらない　魔法頼って　あなたの心読ませてよと
A　ねぇ？
　溢れ出す赤（アイ）の雫が　青（リセイ）を狂わせ壊していく

A　絡め取るように
B　惑わしてく
A　香りは有毒なの

　溢れ出る聖杯（さかずき）の上を　剣が切り裂くように踊る

A　呪文を唱え
B　スパイス少々
A　心に
AB　劇薬を仕込んで

A 　鏡の前で最後の欠片　映ってと姿を探す
B　 蛇の言葉に耳を傾け　禁断の魔法手に
C　 背徳の香りがさらに　この先へと誘う
　　いけないわ　わかってるのに　止められない溢れる想い
A　　もぅ
　止まらない愛（アカ）の衝動が　知性（アオイロ）塗り替えてしまったの

A　罠を仕掛けて
B　逃がさないわ
A　もっと強くしなきゃね

　狂おしいほど焦がれてる　間違えてるのはあなたの方

A　独占させて
B　強く願う
A　想いを
AB　呪文に織り込んで


A　お料理の時間よ
B　心操るレシピで
A　初恋の香りは
B　オレンジピール
A　あなたを惑わす
B　マジョラムを少々加えて
A　オーブンでじっくり
B　焼き上げるの

C　禁断の魔法のレシピ　
　 焼き上がりの芳ばしい　香り満ち　
　 呪文唱えて　あなたの心独占する

A　さぁ
　いかれてる宴に紛れ　「焼き菓子はいかが？」と手渡した

A　踊り明かそう
B　二人きりで
A　誰にも邪魔させない

　人の道を外れてても　構わない魂を捧げて

A　私だけ見て
B　逸らさないで
A　解けない
AB　魔法にかけるから

A　もう離さないで私の手を
　 永遠の魔法かけるわ
B　紫の禁断の果実で
　 もう魔法　かかってる