「マーダーイズ・マザー」
狭い尖塔の檻の中に僕はいて
鉄柵越しの隙間から外の世界見てた
檻の外には鬼がいて僕を見張ってる
檻から出る事も出来ず
無駄に時が過ぎた
//マーダーイズ・マザー
僕はママで樸を殺したよ
ママの言う通りだね(笑)
イイ子は都合のいい意思のない糞だ
イヤと言わず支配を受け入れた
それこそ正しいと思ったのも昔の事
…ボクヲ殺ス儘ヲ殺セ.
檻と鬼とは脅迫心象
ぶち壊せそして未知の道直走れ
背中で僕を呼ぶ声さえも振り切って
走れ!血塗れの両手、奮って
/*僕は誰かのせいにしている。
僕は『僕が悪い』と言いながら
僕は悪くないのだ、と訴えている。
僕の中にある僕による
どんな僕の不快感も全て、
僕ではない他によるものであって、
僕は何一つ悪くない、と
思っているから、
僕はいつまでも悪いのだ。*/
ママが言う「オマエハイイコ」
ママ言って?イイコだと
ママ見てる?ねぇ…
聞こえてる?ねぇ…
ママ。何処にいるの?ねぇ…
/*これは本当の自分じゃない、
などと言って否定した。
そうやって理想に叶わない
自分を認めない。
プライドだけが高い、
実はお粗末であるものこそが
自分だ。*/
次は鬼ごっこをしよう
僕が逃げる方
走る足を止めたらそこで終わり
さぁ走れ!!!
脂とアルコールを装備した鬼が来るよ
悪の魔法が解けるまで
夜をやり過ごそう
僕はママで樸を殺したよ
ママが言う何気ない言葉が
ボクを否定する度にボクは閉ざされた
檻に鍵は初めからなかった
いつでも逃げ出せたのに
何故、夜明けが来るのを
ただ待ち続けてたんだろう?
虎と馬とが閉じ込められた
檻の中にいて樸ヲ殺ス儘ヲ見テタ
右手の剣が心臓深く貫いて散った
赤い涙雨滴の様に
振り堕ちて来る夜明け間近の
夢の中にいて儘ヲ殺ス樸ヲ見テル
自らの手で死を選ぶ時目が覚めた
鉄柵越しに見てた外の世界へ
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