【A】
浅い息に混ぜた 煙草の煙を吐き出して
今もどこかで君の面影を探してる
だからきっとこの夜が明けることはない

【B】
安心してね なんて自虐的に笑うけど
どうかお願いだ 僕に勇気をください
君の元へ行くために 君の後を追うために
静かな涙だけが出て あと一歩が出ないんだ

【S】
凍えるほどの風に吹かれて 震えた体 髪が頬を撫ぜた
遠くからの車のライトの眩しさに目がくらむ
歩道橋の下を泳いでいた金魚は ひらひらと僕をおちょくって
頭の上で唄うくじらが 僕の背を押してくれた


【A】
想いに溺れた 肺から空気を追い出して
もがけばもがくほど深くへと沈んでいく
そしてやっと世界から消えられるから

【B】
大丈夫だよなんて 嗜虐的に笑うけど
どうかしているね 非情になりきれずに
すぐそこで眠った君を ひとりにさせたくないけど
少しの灰だけが落ちて 体が落ちないんだ

【S】
死にたくないと心が叫ぶ 震えた体 死が心を撫ぜた
ふと見降ろしたら立ってる高さに 目がくらむ
隠していたはずの恐怖心が ゆるゆると僕を支配して
君の痛みを想像できない 僕にくじらが近づいた

【S】
凍えるほどの風に吹かれて 震えた体 髪が頬を撫ぜた
遠くからの車のライトの眩しさに 目がくらむ
歩道橋の下を泳いでいた金魚は ひらひらと僕をおちょくって
頭の上で唄うくじらが 僕の背を押してくれた


↓ひらがな↓

【A】
あさいいきにまぜた たばこのけむりをはきだして
いまもどこかできみのおもかげをさがしてる
だからきっとこのよるがあけることはない

【B】
あんしんしてね なんてじぎゃくてきにわらうけど
どうかおねがいだ ぼくにゆうきをください
きみのもとへいくために きみのあとをおうために
しずかななみだだけがでて あといっぽがでないんだ

【S】
こごえるほどのかぜにふかれて ふるえたからだ かみがほおをなぜた
とおくからのくるまのらいとのまぶしさにめがくらむ
ほどうきょうのしたをおよいでいたきんぎょは ひらひらとぼくをおちょくって
あたまのうえでうたうくじらが ぼくのせをおしてくれた


【A】
おもいにおぼれた はいからくうきをおいだして
もがけばもがくほどふかくへとしずんでいく
そしてやっとせかいからきえられるから

【B】
だいじょうぶだよなんて しぎゃくてきにわらうけど
どうかしているね ひじょうになりきれずに
すぐそこでねむったきみを ひとりにさせたくないけど
すこしのはいだけがおちて からだがおちないんだ

【S】
しにたくないとこころがさけぶ ふるえたからだ しがこころをなぜた
ふとみおろしたらたってるたかさに めがくらむ
かくしていたはずのきょうふしんが ゆるゆるとぼくをしはいして
きみのいたみをそうぞうできない ぼくにくじらがちかづいた

【S】
こごえるほどのかぜにふかれて ふるえたからだ かみがほおをなぜた
とおくからのくるまのらいとのまぶしさに めがくらむ
ほどうきょうのしたをおよいでいたきんぎょは ひらひらとぼくをおちょくって
あたまのうえでうたうくじらが ぼくのせをおしてくれた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歩道橋

強がっていたけどついに怖くなった。


若くして君は死んだ。
僕も後を追って、死ねるだろうか。
金魚が僕を睨んで、くじらが嘲笑っているような気がした。

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投稿日:2018/02/04 11:19:15

文字数:1,318文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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