白と黒のチェストは素敵
木と布張りのソファも好き
金魚鉢は綺麗だし
革表紙の本は秘密を覗くよう

鏡は丸いのがメルヘンチック
ステンドグラスは光を落として輝いて
和紙の照明は暖かい
くじらの歯の鍵盤を奏でれば

白いヴァイオリンはきっと極上の音楽を

箱は中身にドキドキする
帽子は恥かしがりやで仕方ない
飴は曹達と一緒に嗜んで
午後の雨すら傘があれば愛せる

鉄は無機質な温もりを
硝子瓶は中身に迷うだろう
果物は甘いだけじゃつまらないし
ねこはヘッドホンをしたままお昼寝

赤い毛糸はどこかに続いているのだ

ストライプのタイツでとてもモダンな気分
フラスコの中身は恋心
植物は私の心を隠すように茂り
口元に咲いた花は嘘だけ隠す

泡で心に少しだけ酸素を
リボンでふわりと着飾って
フォークとナイフが逆でも結果は一緒
音楽は私を一瞬で旅に誘う

蒼い星のように飛ぶ翡翠みたいに

カラスの瞳はとても純真
ピアスで少し背伸びした気分
2人で歩くときはヒールの高さも気になるし
言い出せない言葉はひとつひとつ「すき」に変わる

いつもの道も違って見える日
雪だるまに私とあなたの手袋を
高台から夜の街を見下ろして
パーカーのフードの中にありったけのバラの花を

これはきっと世界をその手につかむための恋文

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

きっと世界をその手につかむための恋文

頭の中ぐらいすきなものであふれていてもいいのではないかと思うわけでして

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投稿日:2013/05/24 01:37:09

文字数:552文字

カテゴリ:歌詞

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