未来が声を張り上げた 一つの可能性が目を覚ます
産まれ落ちた瞬間に見た輝きは夢への入口
時計の針は止まらない 二つの罪を背負いただ進む
腐りきった暗闇に見た幻が現実だと知らずに
震える声 指先 恋は歪み朽ち果てた
残されたのは希望か? ただの絶望か?
手を伸ばし 握り返すのは 温もりのない悪魔の右腕
泣き叫び わけもわからぬままに契約を乞う 破滅を呼ぶ
世界のどこかにいるという 三つの魔女に似た存在たち
人の身に魔を召し無残に弄ぶ 忌むべき存在
魂を移し換える者 四つの願いを叶えられる者
前者は想い人-Doll-に手折られ 後者は巧妙に想い人-Lamp-を手にしたという
狂える恋 想いは 愛と呼ぶには重すぎた
そして始まる 新たな魔女の物語…
…少女の活き血を求めて…息を潜めて…生き永らえて…
そこに意味さえ込めて…意思さえなくて…わたしを止めて…!
…悲痛な声も枯れて…恋も果てて…この手引かれて…
どこまで連れて行かれて…罪重ねて…着いた場所はどこなの…?
…遠のく意識を超えて…息の根止めて…死にながら得たモノに…
意義などなく…定義も甘く…正義を騙って…?
…苦痛に声も震えて…凍え震えて…その目塞いで…
どこまで続くかなんて…わからなくて…怖い…怖い…死にたくない…!
遂に今宵 幕を開く 舞台に女優は揃った
鳴り響くのは開演音か? それとも警告音か?
降り注ぐ星に願いを投げかけても 陽がそれを遮って
夜が明ける 強すぎる光が肌を焼いた ただ疑殆の朝
手を伸ばし 握り返すのは 温もりをもつ貴女の右腕
何もわからぬままに永遠を乞う 破滅が呼ぶ…
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