A
止まない雨はないだとか 明けない夜はないだとか
そんな虚言に縋るのはもう やめにしたんだ

A
世界基準のモノサシと 僕が持ってるモノサシじゃ
どうも長さが違うらしいんだ 馬鹿な話さ

B
「夢や希望じゃ腹は膨れない」
そんなこと言う僕を見て 空は後ろ指さした

S
足をすくわれて転んで
泥に塗れた無垢な少年Aは
その日のうちに 偽物の眼をはめこんだ
乾電池2つもあれば
動いてしまう気さえしてるんだ
「悪くもないな」って? 嗤わせんなよ

A
願い続けりゃ叶うとか 忘れなければ届くとか
そんな証拠はどこにもなくて 光が消えた

B
「明日も明後日も変わりゃしないさ」
視野狭窄を盾にして 今日も灰色の朝だ

S
置いていかれるのを選んで
諦めて嗤う馬鹿な少年Aは
気づいていたんだ 平等なんてないってこと
使い古したフレーズと
罵声で彩られた日々の中
「仕方がないな」って? ならなぜ泣くの

C
ここにいる理由とかなんて
探すのはもう飽きたけれど
それでも それでも

S
足をすくわれて転んで
泥に塗れた無垢な少年Aは
大人になって 穢れたままで息をする
欠けた鉛筆で描いた
不器用で歪な放物線も
「信じてみたい」って 言えるから

S
置いていかれるのを選んで
諦めて嗤う馬鹿な少年Aは
大人になって 今更ここで立ち上がる
醜い姿を晒して
半笑いの仮面を外したら
またこの両足で歩けるかな

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不格好シニシズム

「また歩けるかな。」

作詞/Kiduna
作曲/募集

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投稿日:2015/03/24 15:00:55

文字数:602文字

カテゴリ:歌詞

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