きみ以外に
失くしたくないもの
なんてもう何もない

孤独という心（たね）から
生まれる感情（はな）を
なんて呼ぼうか

どこに何があるのか
分からない闇でぼくは
やっと光を見つけられた

きみを失うくらいなら
ぼくが消えた方がいい
ふたつの想（こころ）が重なり合う
そうやって　ぼくたちは
大切なものを手にする

ぼくたちの世界は
まだ知らないことで
溢れている

憎むことは容易くて
信じることは
こんなにもつらい

いつの日にか
この手に掴められるものがあると信じ
生きてきたけど

僕は逃げてばかりいた
別の道を探さずに
譲れるものだけ手放して
こうやって　ひとつずつ
大切なものをなくした

もしも誰かを救えたら
どんな心地がするだろう
本当はもっと生きてみたい

そうやって　少しずつ
大切なことを知りたい
こうやって　ぼくたちは
大切な存在（もの）を手にする