夕暮、自販機でコーラを買って、
横で笑う君を思い出してしまう。
気づいたら僕はまた嘘をついて、
知らないことを知るのが怖くなっていたんだ。

昨日の、僕が繋いでる今日だ。
それなのに
昨日の、僕を憎んでしまう。
そうならば
明日は、いっそ忘れてしまいたい。
虫にでも食われて消えてしまえばいいと思った。

憧憬が、あぁ 走馬灯のようだ。
海底に夢がまた沈んだようだ。
「さよなら」これで全部終わってしまうなら、
お金だってなんにもいらないよ。


やりたいことがなんにもないから絵をかいていた。
それは、まるで僕を望遠鏡で覗いたようで
悲しかった。
そうかい、明日が世界を変えるなら、
明日はいらない。
拝啓、夕の空へ

いつか、僕が知らずに描いたのは
この、感情だった。


何百回待っても陰気な夕景。
感傷に浸ってもなんか余計に
逃げてしまった。
真夜中のホームで
僕だけだった。
小さな僕だけ
歩いてた。

おとといの、僕が繋いでる今日だ。
それなのに
おとといの、僕を嫌った。いつも
そうならば
一生も全部忘れてしまいたい。
「夏が僕をさらう」
それが別れだと思った。

夕立が強く 学校の帰り、僕は
踏切で、向かい側 立って嗤う少女。
蓮のはなびら。この切って貼った感情だけ
切なかった。ただ泣いていたんだ。


何もなかった。歩き続けて16回の
夏が吹いてさ。透いて、浮いて、消えてって
急な坂道 35度をひんやりと冷まして
僕は宇宙に落ちてしまうよ。


やりたいことがなんにもないから絵をかいていた。
それは、まるで僕を望遠鏡で覗いたようで
悲しかった。
そうかい、明日が世界を変える
なら、明日はいらない。
なんて、いえないよ。


やりたいことが何にもないのに君を描いてしまう。
それはまるで僕を桃源郷へ攫ったように
忘れてたいよ。
そうだよ、明日は君と変えていたいから。
世界が変わる前の夕の空へ

僕は、青い空が美しいと思い込んでいたよ。
でも、ねえ、寒いよ。
汚い想いだけ詰め込んで。

もう、泣いてしまうよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

シニカルコールドサマー

InOneさんが、この曲のために書いてくださった歌詞です。

InOneさんのツイッター
https://twitter.com/aoi_sos_ioa

閲覧数:167

投稿日:2017/12/12 21:47:25

文字数:869文字

カテゴリ:歌詞

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