【D】
しゅら、しゅら!
ゼズス 今 我らに宿り給え!

【A】
デウスよ
慈悲なき空は悲鳴を上げた
我らが苛酷の受難を憐れみ給え
永劫の夜 朽ちる十字架(ロザリオ)
聖者は目蓋を縫い閉じ消え失せた

【B】
響け神の歌 聖戦の幕開け
栄光をその手に取り戻せ

【A2】
父なる神よ 我らは謳う
御旗に掲げた真理を拳に込めて
死を恐れるな 愛する友よ
涙の叫びが奇蹟を起こすだろう

【B2】
君は突き進む 祈りをその胸に
血に染まる戦地を駆け抜けていく

【サビ】
我が銃よ修羅よ 怒りを放て!
まるちるで海が燃える日まで



【A3】
父なる神よ 我らは参る
御旗に掲げた真理を拳に込めて
死を捧げよう 薔薇を飾ろう
歴史に我らの命を刻む時

【B3】
君は突き進む 全てを救うため
風になり運命を駆け抜けていく

【サビ2】
我が銃よ修羅よ 光はそこだ!
今進め進め 最後の審判(ジュイゾ)の時!



【C】
あめまりや 溢(み)ちる
あゝあなたの愛で
あめまりや はらいそ
みちびき玉ふ(たもう)

【サビ3】
我が銃よ修羅よ 怒りを放て!
まるちるで海が燃える日まで

いざ往こう衆等よ 約束の地へ!
悲しみも闇も 霞むような

聖戦よ薔薇よ 実りを迎え
今さらば さらば
口づけを サンチャゴ!
最後の審判(ジュイゾ)の時!

【D2】
しゅら、しゅら!
ゼズス 今 我らに宿り給え!


***

ゼズス=イエス・キリストのポルトガル語読み。
まるちる=殉教のこと。
あめまりや=アヴェマリア
はらいそ=天国(paradiso)
サンチャゴ=サンティアゴ・マタモロスを指す。
この歌詞では概ね、「勝利へと導く軍神」という捉え方で使っています。
乱を起こしたキリシタン達は、この聖人の名を鯨波の声として使っていたそうです。

この歌詞は1637年に日本で起こった島原・天草の乱をモチーフにしています。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

JUIZO~聖なる戦い~【歌詞+α】


前ページに歌詞を作る際に作った設定話を載せましたので、
ご興味を抱かれた方はどうぞ。

+++

※動画の為に以下の文献から引用させていただきました。

【イントロ前】
―――「伴天連門徒御制禁也、若有違背之族ハ、忽不可遁其科事」。
>「キリシタン禁制」より

【Cメロ】
めでたし海の星、やさしき神の御母、
永遠の乙女、幸いなる天の門。

たぐいなき乙女、すべての中でやさしき御方、
われらの罪を解き放ち、柔和で汚れなき者となしたまえ。
>「キリシタン・マリア典礼書写本」五三頁-五七頁より

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投稿日:2011/01/15 01:29:53

文字数:811文字

カテゴリ:歌詞

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