『宴夜艶』

朧月(おぼろづき)か弱く照らすは 舞散る華の宴(うたげ)
柔肌(やわはだ)白くも狂おしく 注した紅(べに)の微笑(ほほえみ)

よの闇衣に宿しては 振り撒く香(こう)のかほり
魅せられし者共横目に 嘲笑うように舞う

  篝火(かがりび)焦がすは恋心
  揺らいで映すは白き華の園(えん)

    ひとよたなびく美艶(びえん)の幻想よ
    垣間見る婀娜(あだ)やか今一度と乞う
    叶わぬ色欲と知りつつ求め
    指先触れし折 心地もなく崩(ほう)じる魔性


朱塗りの酒器(しゅき)に注がれるは 透明装う媚薬
妖艶(ようえん)の舞 舞うほどに ふかくふかく魅かれゆく

  篝火爆ぜるは世の習い
  揺らいで移すは深き人の縁

    ひとよ我が身世にふる虚空(こくう)の華
    垣間見る婀娜やか今一度と乞う
    叶わぬ色欲と知りつつ求め
    一片積もりしも 愛でる隙(マ)なく遠のく魔性

    諸行は無常

    覚め終わぬ夢

    一時の厭離(おんり)


  篝火焼べるは人の宿業(ゴウ)
  揺らいでうつすは結いし過去の延

    ひとよ憂いし日よまほろばの華
    垣間見る婀娜やか今一度と乞う
    叶わぬ色欲と知りつつ求め
    酒器に浮かびし様 安穏なれ

    ひとよたなびき美艶と咲く華よ
    身を捩(よじ)り悶(もだ)えて何を欲(よく)するや
    散る際(きわ)儚くも美しき生命(セイ)
    魅せて尚繋ぐは愛の鼓動 母性の宴




※一部漢字に()書きで読み仮名を振ってあります。
 ひらがな=通常の読み/カタカナ=当て字読み

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

【巡音ルカ】宴夜艶【オリジナル】歌詞

『宴夜艶(えんやえん)』
シーズン到来ということで、桜をテーマに作ってみた
巡音ルカが歌うオリジナル楽曲の歌詞です。

動画視聴、音源のDLは下記からどうぞ

<音源>
http://piapro.jp/t/ZEej (原曲)<br>
http://piapro.jp/t/MlrC (オフボーカル)<br>
<動画>
https://youtu.be/5aRK_yIUZKM (YouTube)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28500637 (ニコ動)

閲覧数:259

投稿日:2016/03/26 08:15:08

文字数:711文字

カテゴリ:歌詞

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