涙の理由を僕は知りません
止めどなく溢れる感情の意味を
誰かと比べてとかではなく
やりきれない何かを一人抱えている
逃げているだけの人生にさえも
言い訳を並べては目を逸らす

心が脆いこと
呆れるほどに理解しているつもりなのに
やっぱりその弱さに
押しつぶされてしまいそうな時ばっかりで

ふとしたことが重く感じるのは
誰かに必要とされたいと
嘆いているからでしょう

涙の理由を僕は知りません
ひたすらに溢れる感情の渦を
星空に向かって問いかけてみても
虚しさが一層強くなるだけだろう
僕は当てのない答えを求めて
諦めの悪いまま彷徨ってる

どれだけもがけば苦しみを
抜け出せるのかな
綺麗事は要らないってこと自体が
綺麗事なのかもしれないね

流れ出す涙の理由を僕は知りません
止めどなく溢れる感情の意味を
大切な何かを失う前に
大切な何かを拾ってすらいない
自分のことを励ます気力も
いつしか見失っていたのでしょう
いつから迷い込んでいたのでしょう