pre S
やまない雨が降る
ぬぐえぬこの心
嘆きのクオリアが
つきまとって

冷たい雨に濡れ
ただ一つ願った
この声届けよと
あなたへと

A1
どれほどあなたに 理解してほしくてもさ
僕の声は柔らかく 拒絶されるから

B1
瞳をひらいて
What can you see?
赤いりんご一つ そう見える?

さあ よく教えて
What can you see?
それはうずき燃える 僕の心さ

S1
無力な言葉たち
無意味なインテンション
嘆きのクオリアで
満ちている

奥の奥のほうまで
この胸をひらいて
見せつけてあげたら
その手で触れて

B2
瞳をひらいて
What can you see?
空に一番星 輝いてる?

さあ よく教えて
What can you see?
それは虚無に落とす 僕の涙さ

S2
やまない雨が降る
凍えるこの心
嘆きのクオリアに
汚されてく

雨は降り続ける
僕はただ願った
この声届けよと
あなたへと

S3
饒舌な感情
狂ったように叫ぶ
役立たずならばいらないよ、と

あなたがいなければ
この世は終わるのに
矛盾ばかり抱え
クオリアが…

C
僕が僕であるならば
大したことはないはずだと
曖昧でもいいのだと
そう僕に教えて

S4
この声が届いたなら
すぐ僕に伝えて
正しいリアクション
してみせて

叫びたくないなら
ただ声をころして
泣くしかないのだと
それが真実だと

だれか 抱きしめてよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

嘆きのクオリア(作曲:リオネ様)

リオネ様からご依頼を受けて作詞したものです。

曲を何度も聴いてたら「嘆きのクオリアが」というフレーズが出てきて、それを基に歌詞を完成させました。

クオリアというのは哲学用語で、簡単に言うと全てを他者に説明できないということです。
たとえば「これは赤いリンゴです」と言葉で説明しても、その赤の色の違いまでは伝わらないし、形や大きさも相手には分からないということです。

伝えたい相手に伝わりきらないもどかしさ、それによる辛さを抱える「僕」の気持ちを歌にしました。
歌詞中の「あなた」は単なる二人称です。
相手は個人名でも、世界でも、会社でも、リスナーの方が好きなように当てはめて聴いてください^^

S3で「あなたがいなければ この世は終わるのに」というのは、その「あなた」が「僕」にとって重要な存在だからです。
そうでなければ伝わりきらないことに苦しまないので…。

閲覧数:185

投稿日:2018/02/17 23:10:30

文字数:624文字

カテゴリ:歌詞

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