夕暮れの路地 迷い込んだら 少女の声が聞こえたような
招かれるよう 歩いてみたら 真っ黒い猫 角を曲がった

オレンジの太陽にモルタルのアパートの 黒ずんだ壁を抜けて

たどり着いたとこは 赤い煉瓦の店
ショーウインドウに 並んだブリキ人形

錆びたノブに手を掛け 押したその先は
琥珀色のカラクリ玩具の夢で


いっらっしゃいませ 店主は兎 燕尾の服に黒縁眼鏡
壁に掛かった 振り子の時計 鐘を鳴らして鳩が飛び出た

オルゴール夢の音に ピエロたち手を繋いで ぎこちなく踊るロンド

胸のポケットから 白いハンカチ降る
銀の粉と 兎の主の髭と

指でなぞりながら 箱を眺めてたら
お買い上げは あなたの記憶の欠片

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

さくらんぼワルツ

静かなワルツです。

閲覧数:105

投稿日:2014/01/20 15:38:46

文字数:307文字

カテゴリ:歌詞

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