涙に祝福を 私があなたにできること
「綺麗だね」と毒を吐いた

移り気な季節をそれでも愛してみたけれど
狭い窓には大きすぎた影 躊躇うほどぬかるむ路

淡い青した小さな花が
心の隅に群れを成して

曇天の空

泣きだしそうな

あの日、私は息絶えた。

手折る花 少し甘い香り
憂鬱を託す雨に
遅すぎた哀しみが窓を打ち鳴らして
青空を待っているの

俯いた私をそれでも受け入れるのでしょう

目眩がしそうな都会の街並
止まないのは私の心の雨

長すぎた

溜め息が寄せ合う温もりに沁みたら

「ひとを愛したの」

自然と零れた

手折る花 少し甘い香り
幸いを託して捧げよう
知っているよ あなたなら大事にしてくれるはずと

最愛のあなたへと贈ろう
祝福のハイドランジア
陽だまりの雨上がり 窓を開けなくちゃ

青空が待っているよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

『ハイドランジア』(仮)

ttmywrkさんの募集曲に作詞したものです


ジューンブライド。
それは親友と、あのひとの。



※補足
・路(みち)

閲覧数:372

投稿日:2016/04/12 23:50:51

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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