水溜りを飛び越えた空の青
消えた雨の音に紛れ
雫、弾く傘の揺れに身を任せ
沈む夕日に思いをのせた

雨宿りを終えた僕らの先を
包むように過ぎた季節に
君の歌が重なるように揺れて
色褪せて滲んで薄れて

まだ追いつけるかな
何も見えないけれど
声にできないまま
ただ空は遥か遠く

流れては消えていく風景
見えたのは君が守る消せない言葉
薄い赤を刻む指に触れたのは
証だった

鳴り止まない12時の鐘
途切れてく魔法だけが繋ぐ思い出
触れ合えることができるなら
僕は伝えよう
きみだけに

目を閉じても浮かぶ風景
君だけが同じように笑ってるから
失わないように握った
あの手だけが形だった

冴えなくとも温かい時に
惹かれてく、僕の想いは頬を伝って
なくした君の面影に触れて
溶けて消えていく

離れても繰り返す日々に
さよならを君だけに聞こえるように
移り行く季節の中僕だけが
残されてく

流れては消えていく風景
君だけが同じように笑ってるから
その笑顔絶やさぬよう
ずっと笑っていよう君だけに

これからも
いつまでも
ずっと。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君が歩く水の中

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投稿日:2012/07/11 15:12:08

文字数:466文字

カテゴリ:歌詞

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