いつか哀しみさえ忘れて生きてゆく

花束を抱えて歩いた 夕暮れの坂道
ゆらり揺れる君の影 笑顔しか見てなくて
まだ まだ 終わらないはずさ
眠る君 ぐっすり まるで人形みたい

いつか哀しみさえ忘れて生きてゆく
また思い出 ぱらぱら剥がれてく
君の声さえもう忘れかけている

空っぽの朝陽を迎えて ふらり出歩く街
いつかいつかこの日々も 只の記憶に変わる
君は 永久に 十代のままで
なのに僕の 時間は 他人事のように続く

きっと哀しみから離れて齢を取る だけ
記憶の意味まで変わってく
君のいない世界に慣れた僕を笑って

言えなかった言葉で埋まった
出せない手紙ばかりが溜まってく
その声が その表情が
思い出せなくなる

今は哀しみだけ抱えて生きている
君の写真は呑気に笑ってる
僕もいない世界になったならば

きっと哀しみから逃れて夢を見る
なんて空想 慰めにもならない
こんな狡い世界を呪う僕を 嗤って

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

帰趨 歌詞

音源は以下。

http://piapro.jp/t/z97f

閲覧数:112

投稿日:2018/03/19 01:16:04

文字数:406文字

カテゴリ:歌詞

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