声があんまり情けなく 震えるので
紙に乗せようとした言葉は
固まったインクに 邪魔されて
今日の呼吸に溶けだした

薄まって 薄まって 澄んでいく
いつまでも色濃くは居れなくて
揺らめいて 揺らめいて 昇るさきに
見付けるのはどんな光でしょう

ほらまた、
君への想いは 伝えられないまま
空はまた群青を重ねて、夏に至る。

恋はあんまり情けなく 踏み出せずに
どうも情けないね、って笑うんだ
そんなこそばゆい 瞬間さえも
愛せそうでさ だからきっと

いつかなら いつかなら 恋の先も
見てみたいけど 今はまだ、なんて

そうして、
小さな願いを 回り道させて
笑うほど真っ白な飛行機雲を、見ていた。

ほらまた、
君への想いは 伝えられないまま
空はまた群青を重ねて、夏に至る。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【曲つきました!】 ソルスティス

前のバージョンに読み、その前に原案というか、元の歌詞。

co_さんが素敵な曲を付けて下さりました!
麺類子さんのイラストも必見です!

片思いなんだけど、片思いの状態すらなんか楽しくなってきちゃった感じで。
ワンクールくらい先走った気がする。


ソルスティス(solstice)
夏至・冬至などの「至」
太陽が赤道から北か南に一番遠ざかったとき。
最高点、極点などの意も。

閲覧数:1,021

投稿日:2012/06/14 20:07:21

文字数:341文字

カテゴリ:歌詞

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