いつから触れていないだろう
押し入れの中の小さな箱
産まれる前から聴いていた音
いつから触れなくなったのだろう

夢中になったあの頃に
時間も忘れて奏でた事
友達皆と奏でた音楽
いつかに全て忘れたようで


毎日何かに追われてて
もう呼吸さえも苦しいよ
ふとした時に想うのは
いつも共に奏でたあの曲

何年かぶりに触れたくて
そっと箱を手に取った
カタンと軽い音弾み
輝く銀 いつかのままで

夢中になって駆け出した
箱に収まるキミ連れて
あの頃通った山の中
青空のぞく小さな広場

奏でる音はそのままに
僕がダメになったみたいだ
まわらない指 上がる息
空白の時を埋めるように

僕が忘れていた時も
ずっと近くにあったもの
胸を熱くさせるもの
幼く熱い 青春の全て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

箱の中の

社会の荒波に飲まれ、過去を懐かしむ話

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投稿日:2017/03/05 00:14:41

文字数:333文字

カテゴリ:歌詞

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