宵の空 下弦の月 照らしていた
古ぼけた 壊れかけの船
誰もいない砂漠みたいだ なんて思った
荘厳で 忘れられた船

それでも

遠く 遠くへと手を伸ばしたノア
まるで あどけない悪あがきだとしたって
君は静かに 子守唄 歌うから
わたしは瞳とじて ちょっぴり泣いた

ねぇ ねぇ

凛と咲いた 可憐に咲いた 赤い花は
ありふれた終末のにおい
膝を抱いて 裸になって 眺めていた
何もかも飲み込みそうで怖い

それでも

遠く 遠くへと手を伸ばしたノア
まるで 終わらない物語だとしたって
果ては 果てはただ 星降る夜の海
それが幻でも もう一度会いたいな

いま

ふわり ふわりと動き出す時の船
丸い青い星は少しずつ遠ざかって
君は静かに さよなら って言うから
わたしは瞳とじて ちょっぴり泣いた

ねぇ ねぇ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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ノア

閲覧数:198

投稿日:2012/05/04 01:59:56

文字数:358文字

カテゴリ:歌詞

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