《１A》
崇めたって　特に何をしてくれるわけでもないって
教えてもさ　まるで聞いちゃいない
雨が降って　頭冷やしてやらなきゃテコでも祭は止まんない
それが人間の　性って事なんだろう

《１B》
賑やかな　群れに集え
人に紛れ　夜が更け眠るまで歌うさ

《１S》
ホラヤッサ　隅からウカ持て飲めヨレ　ひょっこりロコモコ大三元
頬張ったらドキドキ酒気帯びウギシャッフォー
意地悪なオヤジの影を踏めば
固まった射的のマトからマゲまでまとめて飛んで行く
ここらでお開き　月が晴れるほど平和な夜でした

《２A》
担いだって　別に誰がいるというわけでもなくって
形ばかり　受け継がれる神輿
欲が張って　隣町と比べてりゃそれこそ本途の意味が無い
祝う事が　趣味って奴なんだろう

《２B》
鳳の　前に座る
人の波を　かき分け進む小舟みたいだ

《２S》
ホラヤッサ　隅からウカウカヨレヨレ　ひょっこりグルグルつむじ風
踏ん張ったら力がワクワクしてワッショイ
喉が焼けるまで　叫んでいるのに
子供っこたりとも　一瞥くれずにお天道暮れていく
それでもまぁ良いさ　明日もどこかで祭が呼んでいる

《３B》
大空の　花が散れば
人は帰る　初めから何もないみたいだ

《３S》
行かないで　言えない言葉はポロポロ　ちっちゃな雫に溶けていく
言えないなら忘れて次に行こう
安いラジカセの　音で良いから
笛太鼓ピーヒャラ人寄せ猫避け恐いの飛んでいけ

《４S》
ホラヤッサ　隅からウカ持て飲めヨレ　ひょっこりロコモコ大三元
頬張ったらドキドキ酒気帯びウギシャッフォー
意地悪なオヤジの影を踏めば
固まった射的のマトからマゲまでまとめて飛んでいく
ここらでお開き　月が晴れるほど平和な夜でした