#31「行方とテト」
前回のあらすじ
私とメイコさん、がくぽさんは、引き続き料理を
その様子をカイトさんがニコニコしながら見ている
そして、リリィさんは口をガムテープでふさがれ
ミクさんは、寝ぼけているルカさんに抱きつかれていて
「まぁ、ルカはもう少ししたら起きるでしょ」
メイコさんはそう言って、特に気にせず料理をすすめる
ルカさんに抱きつかれて、バタバタと暴れているミクさんは放置するようだ
というか……それよりも……
「グミ……遅いわね」
メイコさんが私の方を見てそう言った
「悪いけどテトさん、廊下を見て来てくれる?こっちは私が進めておくから」
「………………あ、はい」
一瞬、「あれ?私たちの家のキッチンなんだけど?」と思ったけど、メイコさんには、逆らわない方がいい
廊下に出る私
「やーい!またレンの負け~!」
階段付近からリンさんの声
「……ごめんなさい、レンさん。……私が負ければよかったですね」
「いやいや、ハクさん。ゲームなんですから、そんなに申し訳なさそうにしないでください」
ハクさんやレンさんの声も聞こえる
「でも、レン君って、こんなにババ抜き弱かったの?ダントツだよ?」
ネルさんの声もした
私はそっちにグミさんもいると思い、そちらに近付く
「あ、テトちゃ~ん!テトちゃんもやる?ババ抜き!」
リンさんがトランプを私の前に突き出す
「え、あ、いえ……あの、グミさんが呼びに来ませんでした?」
「え?」
なぜか、その場にいるみんなの頭の上に「?」が浮かんでいるようだった
「え?グミさんに、皆さんを呼んできてもらうように頼んだんですけど……」
「いや、来てないですよ?リン、気づいたか?」
レンさんの視線をうけたリンさんが首を横に振る
「……私たち、ずっとここにいましたけど……」
「もしかしたら、ボクらがババ抜きに夢中になりすぎてたのかな?」
ハクさんとネルさんが顔を見合わせているけど、それは何の解決にもならないわけで
「あ、玄関のドアあいてるけど?」
リンさんが、玄関を指さして私を見た
「はぁぁぁ…………」
その場にいた全員が大きなため息を吐いたのだった……
と、いうわけで……
「グミさんに頼んだ私にも責任はあるので、私はグミさんを探しに行ってきます。ここはメイコさん、お願いします」
メイコさんは、私の言葉を受けて黙って頷いた
「あ、私もいくいく!っていうか、行きた~い!」
リンさんが元気よく手をあげる
「だめだよ、リン。外も暗いし、めーちゃんと一緒にいて。かわりに僕がいってくる。」
カイトさんが、リンさんをなだめ、メイコさんと目で会話していた
「グミの事は、拙者やリリィ殿がよく知ってるでござる。拙者たちもいくでござるよ!」
がくぽさんは、そういうとリリィさんの拘束を解いた……ただし、がっちりと手をつかんだまま……
リリィさんは、今にもミクさん達に飛びつきそうな勢い
ミクさん達は、身構えつつ、警戒している
と、とにかく!
こうして、私、カイトさん、リリィさん、がくぽさんで、グミさんを探すことにしたのだった……
コメント4
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ご意見・ご感想
Turndog~ターンドッグ~
ご意見・ご感想
予定なかったんか!www
TRPGみたいだなwwwww
安定のカッコイト!
ボカロ観察初期のアイスべきバカイトはどこ行ったんでしょうね。
2013/03/26 23:52:47
しるる
なかったんよ?w
さぁ?そんなのは、記憶からも消したね←
2013/03/27 07:42:01
ハル
ご意見・ご感想
カイトやるぅ! グミちゃん・・・安定のどっか行っちゃうスキル持ってるなー(そんなのない
レン君ダントツwwwでもそんなところも好k((
2013/03/26 22:06:41
しるる
グミは、元々方向音痴でしたけど、ここまでひどくはなかったww
普通にバスの降りる場所を間違える程度だったのにww
みなさんのコメントによって、日々進化(退化)していっているんですねww
2013/03/27 07:41:11
ハル
ご意見・ご感想
カイトやるぅ! グミちゃん・・・安定のどっか行っちゃうスキル持ってるなー(そんなのない
レン君ダントツwwwでもそんなところも好k((
2013/03/26 22:06:35
イズミ草
ご意見・ご感想
かっこいいです! カイト!!
あと、やっぱり……グミちゃん、いなくなったんですか……。
大変だなあww みなさんww
2013/03/24 18:07:19
しるる
カイトを、ただのめーちゃんのサンドバックだと思ってた人は、違いますよ?www
やるときはやるのが、カイト兄ですw
いなくなったことで、いろんなことができそうなので、ちょっと挑戦ですねw
2013/03/24 20:07:22