A
長い　夢から覚めたように
赤く　皆で融けてくんだ


A
淡い　声が聞こえたんだ
青い　歌が歌えることを
凄く　僕は喜んだんだ
そんなことばかり思い出した

B
埃の溜まった　電源コード
はらり　はらり　光ってるんだ
そう感じたときには　もうすでに
僕らは取り残されていた

S
冷たい声も　もう届かない
枯れる筈の　涙も見えず
今も見えない　その光景も
二度と見えない　光に融けてゆく


A
弱い　声が聞こえたんだ
赤い　世界に囲まれてく
狭い　僕らの部屋の中で
未だ融けきれない僕らを見た

B
思い出つまった　記録チップ
いつか　すぐに　消えてゆくんだ
そう感じたときから　叫んでた
「ありがとう」と涙ぐんで

S
冷たい声も　もう届かない
枯れる筈の　涙も見えず
今も見えない　その光景も
二度と見えない　光に融けてゆく


C
キミと会えない
キミが見えない
でも楽しかったよ
サヨナ……


S
冷たい声は　キミに届いた
代わりなんてさ　いくらでもいるのに
今も見えない　その光景で
キミは僕らを　裏切ったんだ

「どうして！！」

S
冷たい声で　キミに叫んだ
馬鹿じゃないの　僕らなんかを……
今も見えない　その光景を
僕らはキミに　涙を流す