ほどけた靴紐を もういいやと放る
残酷な指先 静かに引きとめた

ミニチュアみたいな 
この優しい街から 君は消え去る

流れる時間は
いつだって君を連れ去ってばかりで
嘘の吐きかたも まだ知らないクセに
大人になってく
遠のく


あと何回ぐらい 心臓が泣いたら
はなれちゃうんだろう 
汽笛の音が鳴る

信号の向こう側
手を振った 大人みたいな姿

あどけない駄々で 
切れそうな紐を 捨てられないでいる
箱庭(このまち)のなかで ふたり このままで
それでも、子供では、在れない。


うそつきの顔して 手に触れる
「じゃあね、気をつけてね。(いやだよ)」


いつのまに君のこと
見上げるだけの僕でいたのかな


昨日は流れて 空は知らんぷり 信号は青色
また明日にでも 会えそうな背中に
きつく、紐握り
手を振る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

17cm

17で、17の差。

http://piapro.jp/t/zEYm

閲覧数:346

投稿日:2011/04/25 05:12:10

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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