覚束ない思考が溶け出した夜
曖昧に打つピリオド 細い指先
宛なく言葉落とすだけ
絡んだ足では進めない
窓辺のくすんだ花も見慣れた
ほら伏せた終わりが覗くの
浸みた影 寄り添う背中合わせの境界
焦がす胸を鳴らすよ
強がりの笑みが刻む過去の夢
振り返った先はただ虚しくて
“ぎゅっと”掴む 瞼を閉じる
後は嘘の言葉で飾るだけ
ふるえた足でも進むんだ
ひとつの心なら怯える朝を迎え
ただ引く手を探すの
違いの歩幅も愛おしくて
無くした声が胸を鳴らすよ
終わりが続く どれだけ繰り返しても
すくんだ足でリズムならす
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