いつも2人で通る帰り道に金木犀があった

秋になって花を咲かせる金木犀

私はその香りが好きだった

ある意味、2人をずっと見てきた金木犀が花を咲かせたとでもいおう



貴方は言ったよね

金木犀は期間限定の香りだって

金木犀は完走させると香りが全く違ってしまう

そう、貴方は言ったよね

2人手を繋いで金木犀の香りを嗅ぐ

来年も再来年もこうやって一緒にいれたら良いのに



金木犀さん

私達をずっと見ていて欲しいなって思うの

私達の幸せをずっと願って欲しいと思うの

金木犀は来週には香りがなくなるだろう

私達もきっと

今の関係を忘れてしまうときがくるのかもしれない

でも今は幸せだから

だから私はそれだけで幸せです

金木犀の香りが2人を見守っていてくれるときは幸せだから



もし、2人一緒にいられなくなっても

毎年必ず金木犀は香るから

2人帰った帰り道を思い出すことができる

だから私は貴方も私を思い出してくれるようなきがして

嬉しくなって少し笑った

貴方には何故笑ったか分からないと思うけど

多分一緒に居たいと思った気持ちは同じだと思うから



そうしたら貴方も笑った

私の気持ちが通じたかどうか分からないけれども

そんな時間が私は幸せで

帰り道の別れ際

満たされた気分になったのだった

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金木犀の香り(重複投稿)

実体験であった初恋の話。

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投稿日:2017/10/13 05:23:51

文字数:571文字

カテゴリ:歌詞

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