此処は地獄
奈落の底
光届かぬ
常世の闇

参りゃんせ
通りゃんせ
人間様のお通りだ

お出でなんし
おあがりなんし
此処は天国
極楽浄土

舞りゃんせ
踊りゃんせ
今宵は宴の刻

狂えや
世迷えや
此処は無法の園だ

「そさま、お歌はいかが?」

桜色に色付いた私は貴方に恋する
嫌よ嫌よも好きのうちだと気付いてね

非情な現実が私を傷付けたとしたなら
抱いて抱いて今だけでも忘れさせてね

ねぇ、私は此処に居るよ

指切りげんまん
嘘付いたら
針千本飲ます
小指切った

歪にゆがんだ
現実は非情なり
子が孕めなければ
愛は罪へと散るの?

逃げれど逃げれども
追ってくる鬼の面
撃たれ殴られれば
剥がれゆく人工の皮

「貴方だけが私の生きる意味」

銀色に光る私は唯のカラクリの人形
いつかいつか本当の人間に成りたかった

貴方と過ごす時間は「生きてる」ことを感じれた
好きよ好きよが本心だと気付いていたかな?

紅色に染まった私と貴方は引き離された
嫌だ嫌だ連れて行かないでと叫んだ

最後に触れた貴方の温もりも優しさも全部
薄れぼやけ消えてゆくのが怖くて泣いた

ねぇ、私を今すぐ抱きしめて

此処は地獄
底無しの沼
結ばれぬなら
来世できっと、、、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

香織 -カラクリ遊女-

閲覧数:173

投稿日:2017/10/14 09:17:26

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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