◆1A
塗り潰した夜の中
流れ星 かき集めて
照らしたら 見つかるだろうか
いま 遠く滲む 君の背中
◆1B
何気ない声が
胸の真ん中にあって
嘘みたいなことを
ずっと 信じられなくて
◆1S
空が鳴く 遥か彼方へ
旅立つ鳥が 瞬く羽音を
瞼深く 刻み込んで
この息が 嗄れるまで
◆2A
塗り残した影の底
流れ星 溶け消えて
求めたら 聴こえるだろうか
いま 強く望む 次の言葉
◆2B
当たり前の日々が
僕の真ん中にあって
夢みたいなことが
きっと 信じきれなくて
◆2S
空が鳴く 遥か彼方へ
旅立つ鳥が 地を蹴る羽音を
瞼強く 刻み込んで
この声が 割れるまで
◆C
溺れた月 路を隠した
呼べなかった名前
錆び付いた鍵は
軋みながら回って
◆LS
空が鳴く 遥か彼方へ
旅立つ鳥が 瞬く羽音を
瞼深く 刻み込んで
この息が 解けるまで
空が哭く 逸か彼方へ
星を一途に 仰ぎ見る
この夜が 果てるまで
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