夜に響く鈴の音が消え
ついに来たる 闇の造物
雲を裂いて 吠え散らかして
全て壊す化生
疼く傷に 唾を吐きかけ
望む月に 右手を伸ばし
見えぬ何か 気配を殺し
焦る私睨む

何もない 暗闇向けて
吠えるのは私だけなの
静寂の時が包んだ
一瞬から始まるの

打ち鳴らす音 綺麗に咲いて
刹那の迷いを消して
退けば死に体 背水の陣
退く気はなくともよぎる
目障りならば 消してくれよう
どうすればいいか不明
灯せ十六夜 風の音が鳴く
静寂の騒ぎ この夜に

一時 閑話 挟みましょうか
昔話 話しましょうか
昔々 鬼が住む場所
ここに継いだ場所で
人と鬼の争いの中
走り抜けた一人の少女
それは誰か語らなくとも
分かるはずよきっと

争いが嫌いな鬼の
手をとって走って行くの
お願いよ このまま二人
このままで逃げさせてよ

悲しい末路 決まってるのね
変えることなんてできず
置き去りのまま 離したその手
後悔の念を抱いて
見るは屍 動かぬ体
抉られるような心
遠い昔の 昔話に
涙を流すの私は

綺麗事並べたの
それはまだ綺麗事
この場所で始まるの
涙色 殺し合い

打ち鳴らす音 綺麗に咲いて
刹那の迷いを消して
退けば死に体 背水の陣
退く気はなくともよぎる
目障りならば 消してくれよう
この気持ちの名は不明
灯せ十六夜 風の音が鳴く
始まりの涙 流して

この場所で始まるの
涙色 殺し合い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

閑話休題

閲覧数:156

投稿日:2011/10/23 10:09:37

文字数:599文字

カテゴリ:歌詞

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